コンサート開催の経緯   

 

テオブロマカカオの中心メンバーは宮城県の音楽高校の卒業生によって構成されています。メンバーは東日本大震災を経験し、音楽を続けられることのありがたさを感じながら、日々音楽の勉強に勤しんでいます。

 

現在、東日本大震災の被災地では復興が徐々に進みつつありますが、被災者の傷ついた心を癒す支援はほとんどなされていないように思われます。音楽の力は偉大であり、人々の傷ついた心を癒し、希望を与えることができると私たちは考えています。そこで、今後被災地で演奏していくであろう被災地出身者の音楽大学生に出演を依頼し、チャリティーコンサートの開催に至りました。

また、東京では震災関連の報道が少なく震災の風化が否めないため、東京周辺在住者に震災の復興には時間がかかるということを再確認させる意味も含め、被災地ではなく東京での開催をすることに意義があると考えています。